Friday, August 31, 2012

リオで湯のみを買う 〜アトリエ巡り〜

リオ南部地域のJardin Botanicoというエリアには、
陶芸や絵画、手芸など多くの分野のアーティストがアトリエを構えています。

先日、それらのアトリエが一般公開されるというイベント
「16o Circuit das Artes (第16回アート巡り)」があったので行ってみました。


どこも素敵で大感激。
陶芸のアトリエではまるで湯のみのような作品に出会い思わす購入。
作者が見える買い物って楽しい。

ちなみに、1つ20レアル(約800円)とお店よりもお安かったです


ちなみに、コーヒーカップの持ち手のことを、asa(羽根)と呼ぶそうです。
なので、湯のみは「羽根なしカップ」。


東洋人と西洋人

そういうことだったのか。
実に興味深い。

空気が読めないんじゃなくて、もともと「空気が無い」のか。

個体にこだわる思考だから、
どおりで冠詞に厳格だったり、
先生が机に座って授業をしたりするのも自然なわけだ。


反面、「おもいやり」や「使う人の事を考える製品」、「環境をデザインする」ことは
日本人が発揮できるDNAな訳で
結果、諸外国で評価されているわけか。

ラテンののんびりリズムに併合して
日本人的価値を発揮できないでいると
日本の評価を下げる事になってしまう。
ゆえに、ビキニになっても、いつも心には大和魂を。
(うん、私とっても日本人的)





Thursday, August 23, 2012

カーテンの意味が無い試着室

明るいブラジル人。
コミュニケーション大好き。


イパネマのとある大型衣料品店の更衣室で
洋服を試着して、中の鏡を見ていたら、
いきなり試着室のカーテンが開いて
お店のお姉さんが、
「どう?他のサイズが必要だったら言ってね」(にっこり) と。。。

びっくりしたー!

しかもその時はちょうど
セール前の元値が気になって、シールを剥がしているところだったーーー!

まぁ、お姉さんはそんな私の姿は気にもしてないだろうけど。

でも、あの不意打ちっぷりだとパンツ一枚状態とかの場合もあり得る。。

ふー、危ない。

でも気付けば、他のお客さんは
面倒なのかブラ一枚でジーンズの試着をして、外の鏡で様子を見てたり、
カーテン半空きのまま試着してたり。。


日本では見られないない経験に少し驚き。

Sunday, August 19, 2012

「猫」と呼ばれる盗電

リオの一部のエリアでは、こんなぐるぐるの電柱を見る事があります。

電柱カオス状態
(写真は借用してきました)


これは何かとブラジル人に尋ねると、
勝手に電線を繋いで盗電をしている状態だそうです。

電力だけではなく、電話、インターネットやケーブルテレビの拝借もあるそうです。

最近では、きちんと利用料金を支払わせる仕組みになっているそうですが、
その昔の盗電の後が残っている箇所がいくつかあります。


そして、このぐるぐるの状態をブラジルでは「猫(gato)」と呼ぶそうです。

何で・・・?と尋ねると、

「知らない」との回答。。。

(ブラジル人は「何?」は知ってても、「何で?」は知らない事が多く、結構な確率でこの回答が多い。。。)


おそらくですが、黒猫っぽかったり、猫のひげの様に見える事からではないでしょうか。

ちなみに、盗電することを「fazer um gato(猫を作る)」と言うそうです。

ぐるぐる状態による火災も多いらしく、お金を払わないとはいえ、恐怖と隣り合わせですね。

これはリオ中心部の問屋街エリアの様子
電柱は使わず、建物に巻き付けた状態


Thursday, August 2, 2012

リオで風邪をひき、お医者さんにかかる

突然38.8℃の高熱が出てダウンしてしまいました。
日本を離れて4ヶ月、これまでの疲れが溜まっていたのか、ついにきました。

リオで初めてお医者さんに掛かりました。(というか、海外で初めて)
ありがたいことにリオには日本語がわかる日系人のお医者さんがいます。
平熱が35℃前半なので38℃も出ると思考停止。
こんなとき、なにも考えなくても話せる日本語で話ができるお医者さんがいることは
とてもありがたいです。

さっそく、夫とタクシーでその先生がいる病院へ。
リオのタクシーは、サービスといわんばかりにラジオの音量が全開、うるさい。。
そうです、ちょうどロンドンオリンピックが開幕したのでした。

9:00着、夫に受付に行ってもらうと先生はまだ来てないとのこと。
ちーーーーん。
座っているだけでも辛いのに。。



夫と先生が直接電話で話し、
通勤の途中で自宅に寄ってもらえることに。
自宅に急行。
もちろん、戻りのタクシーもラジオ音量全開。。。

(そして、ここまで付き添ってくれた夫は会社へ。ありがとう)


10:30に先生訪問。自宅に医者が来るなんて初めて。
問診のほか、脈を測ったり、肺の音を聞いたり、リンパ腺の腫れを調べたりとひととおり。
急な高熱なので、風邪の他、デング熱、インフルエンザ、マラリアの可能性も調べる必要があるので血液検査をすることに。

でもここはブラジル。

内科の先生は問診だけ、検査は専門の人がやる完全分業。

先生が血液検査の専門の人を電話で呼び、30分後に自宅に来る事に。
血液検査まで自宅に来るなんて、ブラジルすごいなぁ。(すごい人件費。。)

血液検査の結果は午後に入るので、それまでは解熱剤を飲みましょうと
処方箋をさらさらと書いて、その場で会計をして、さようなら。
もちろん、薬の持ち合わせなどしていない。

「え?もしインフルエンザだったらタミフルはいつくれるの?」
「ただの風邪だとしても抗生物質は?」

疑問が残りつつも、もうろうとしている間に先生はいなくなってしまいました・・・。
血液検査をしない事には何も手を打てないと言わんばかり。。

日本だったらその場で検査してすぐに分かって、結果に応じた処置を受けれるけど
ブラジルでは完全分業なだけに時間がかかる。。
雇用も大切だけど、医療は病人第一ではないのでしょうか。。
病人目線のサービスにシフトする日はいつか来るのでしょうか・・・。


そしてしばらくして、すごくハイテンションな血液検査のおじさん登場。
声がありえないほど大きい。
採血して、結果はeメールで先生と私に入れると。
検査費用を支払い、20分ほどでさようなら。


その後、お手伝いさんが処方箋を持って薬局へ行ってくれ、
解熱剤(Novalginaという薬)でなんとか37℃まで下がりました。

この日はお手伝いさんが来てくれる日で本当に良かった。
お医者さんや検査の人はぞくぞくと来てくれるけど、
結局、薬は薬局に買いに行かなければならないし、都度お会計=ワンストップでは何も終わらない煩わしさを彼女がすべて吸収してくれました。。



そして、血液検査の結果はすぐにeメールで来ました。

同じものを見た先生から電話が来て、「普通の風邪だから解熱剤と、ゲータレードをたくさん飲んで良く寝ましょう」とのこと。


この後の2日間は、眠る意外なにもできず。

4日目、熱は37℃周辺をうろうろするだけと電話で伝えると
病院に来てくださいと。
やっと鼻水(DecongexPlus)と喉(Zyplo6)の薬を処方してもらえましたた。
薬代は50レアル(約2000円)でした。

5~6日目 鼻水と咳は治まりつつあるけど、熱によるふらふらはまだ抜けない。

先生に電話をしたら、病院に来てください、と、
でも、もうそんなパワー残っていませんと言うと、翌日、自宅に来てくれる事になりました。
ブラジルは、言ってみるとそうなる事が多い。

発熱から1週間、やっと抗生物質を処方してもらえました。



なお費用は、自宅での問診2回、病院で1回、電話相談数回、血液検査費用、薬代で合計数万円と、風邪のわりにはかなり高額でした。
(公立の病院は無料です。ただし、大混雑)

かゆいとことには手は届かないし、時間が掛かるけど
ちょいちょい電話で気軽に相談できるところは日本にはない気軽さ。


それにしても、ブラジルの風邪は強烈だった。
もはや、自力の免疫だけではまったく太刀打ちできず。
今後は、風邪っぽく感じたらうがい、手洗い、アミノバイタル、葛根湯で
早期封じ込めに努めようと思います。



処方された鼻水の薬。店売薬のような見た目ですが、処方箋がないと買えません。
先生からは1日2錠を5日間という指示なので10錠で済むのに、12錠入り。もったいない。
箱には、「Gripe(インフルエンザ)、Resfriados(風邪)、Rinites(鼻水)、Sinusites(副鼻腔炎)を軽減」と書いてあります。守備範囲広過ぎで逆に不安に感じる。。